未使用のヴィンテージ・ジュエリー

未使用」の「ヴィンテージ」「ジュエリー」ってクドイですよね?

 

ヴィンテージ」と言うには製造から30年以上経過しているものという条件があります。

 

 大量生産された品物であっても長い年月を経て、同じものが少なくなって希少価値を得るのがヴィンテージ品の良さの一つです。

 また、多くの品物は製造された時代のトレンドやデザインを反映しており、ヴィンテージ品をファッションアイテムとして取り入れれば自分だけのオリジナリティを出しやすいという良さもあります。

 

 世の中には多くの品物が溢れていて「ヴィンテージ品」になるまでの30年間「未使用」の品物も結構あります。

ところが、「ジュエリー製品」の場合は比較的「未使用」の「ヴィンテージ品」は少ない傾向にあります。

 

 殆どの商品としてのモノは消費者の手に渡るか、メーカーや問屋・小売店のデッドストックにならなければ廃棄処分となります。製品としての価値はあっても素材そのものに希少価値が無い商品の場合、廃棄処分の前に製品の状態で小売店を転々としながら割引を繰り返して最終的には処分費用の方が高くつく程にまで価値が下がって、客引き用のセール品として売り出すタイミングを待つべく小売店の倉庫に入る。出番の無いまま倉庫から動かすのも面倒になって長期のデッドストックに。そして製造から30年以上経過すると未使用のヴィンテージ品に。

 

 ところが、「ジュエリー製品」は素材そのものに希少価値があります。デッドストックにするより、早い段階で潰して新しいデザインの製品に作り直して新品として売る方がいいんですね。デッドストックにならなければ「未使用のヴィンテージ品」にはなりません。消費者の手に渡れば中古品ですから。

 「ジュエリー」の「ヴィンテージ品」の殆どは消費者が30年以上所有していた「中古のヴィンテージ品」か、最初の購入者から買い取り業者に渡って中古品として売りに出されて次の購入者に渡って合計30年以上という「中古のヴィンテージ品」になります。

 素材そのものに希少価値がある「ジュエリー製品」は人手を転々とする際に中古品だからといって値を下げるにも限界があって、早い段階で貴金属や宝石の価値での売買に。そして地金と裸石になります。つまり、中古のヴィンテージ・ジュエリーも本来は市場に溢れる類のものではありません。さらに「デッドストックで未使用のヴィンテージのジュエリー」ともなれば、なかなか出会えない品となります。

 

 また、ヴィンテージのジュエリーには30年以上という年月を経たからこその価値もあります。

それは、デザインだけでなくジュエリー製品ならではの素材に関してのことです。

 

例えば真珠。巻きの良いものでなければ30年以上という年月を経て新品の美しい状態保つ事はできません。

 

宝石もクラックだらけの安い石に、溶かした鉛やガラスを含浸させるトリートメントを施している場合10年も経てば割れるものさえあるそうです。30年以上という年月を経て美しい状態を保っていれば、それは良い石であることの証しです。

 

30年以上という年月で素材の良さを証明しているのがヴィンテージのジュエリーなんですね。

mio angelo mercari
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